今年3月、香港政府の環境省は大気質の向上に向けた施策を発表しました。2020年までに新たな大気質目標を達成すべく、政府の各部局が一丸となって取り組みます。
「香港クリーンエア計画」では、発電所および陸上・海上輸送機関等による大気汚染への対策に加え、地域的な大気汚染に対処するため香港と広東省の連携を強化する方策が示されています。
また、大気汚染を低減し健康へのリスクを下げるべく、2014年に現行の大気汚染指数に代えて世界保健機関が提唱する新しい指数、「大気質健康指数(AQHI)」を採用します。これにより、大気汚染による健康リスクがより正確に反映されるようになります。
道路輸送に関する施策には、バス路線の合理化、公共交通機関に対する環境パフォーマンス向上の奨励、港湾横断交通量の一層の分散についての意見公募などが含まれます。
さらに、政府は引き続き、香港の法律を通じて外航船の排出物に関する国際基準の実施を図っていきます。
同計画の詳細は、環境省のウェブサイト(www.enb.gov.hk)または環境保護局のウェブサイト(www.epd.gov.hk)をご覧ください。