香港政府、香港での人民元建て国債の発行を歓迎

香港での人民元建て中国国債の発行は、今年は2回に分けて実施される
頻度を増やすことで香港における国債発行を長期的かつ制度的なものにしようとする、中央政府の方針が表れている

香港特別行政区政府は6月9日、香港で人民元建て国債を発行するとの中国財政省の発表を歓迎。発行は今年で5年連続となります。

曾俊華（ジョン・ツァン）財政長官は、今回は発行が年2回に増えることに触れ、これは香港での中国国債発行の定期化を図る動きだと指摘しました。

「今回の措置は、香港での人民元建て国債の発行を長期的かつ制度的なものにしようとする、中央政府の決意を如実に示している」と曾長官は述べています。

中国財政省の発表によると、今年の香港における国債発行計画は総額230億元で、うち130億元分が6月26日に発行されました。残りの100億元分は、今年後半に発行の予定です。