第13次5カ年計画と「一帯一路」構想

●国の第13次5カ年計画と「一帯一路」構想を積極的に促進、参画し、新しい機会を創出する：

• 香港を金融、貿易、専門サービス等のプラットフォーム、また教育、文化、および青少年交流のためのプラットフォームへと発展；
• 中国本土における事務所のネットワークを拡大するとともに、インドネシアと韓国に経済貿易代表部を設立；
• 2億ドル（単位は香港ドル。以下同様）を割り当てて、専門サービス部門がPRを立ち上げ、「一帯一路」地域の国々や香港外の他地域との交流、協力を深めるのを支援；
• 研究を強化し、データベースを設けるとともに「一帯一路」ポータルサイトを立ち上げ；
• 「特定地域奨学金計画」の強化を図り、「一帯一路」地域の国々から香港で学ぶ学生をより多く誘致；
• 「一帯一路」運営委員会および事務所を設立

経済

●「香港海運港湾局」を設立し、高付加価値海運サービス部門を発展させるため、人材訓練、マーケティング、研究を推進する。

●文化・クリエイティブ観光といった高付加価値観光の発展を図り、より多くの大規模イベントを実施して、PRを強化する。

●地元のファッションデザインやブランドを振興するための試験的措置を導入するとともに、「ファッション起業支援計画」を実施する。

●保険、資産管理部門の人材訓練を向上させるための試験計画を実施する。

●農業パークの整備や5億ドルの「農業持続発展基金」の設立など、新農業政策を実行する。

技術革新・科学技術

●中国本土や海外の優れた研究開発機関と引き続き協力し、「再工業化」と高付加価値産業を支援する。

●蓮塘／香園圍出入境管理所近くにサイエンスパークと工業団地を開発する。

●20億ドルを確保して技術革新・科学技術ベンチャー基金を設立し、同額投資方式により民間のベンチャー投資ファンドとともに、地元の新興企業に共同投資を行う。

●3年以内に無料Wi-Fi提供範囲を倍増させるとともに、政府関連施設でのWi-Fi速度を漸進的に現在の2倍にする。

●スマートシティ開発のためのデジタルフレームワークおよび基準、またビッグデータの活用に関する政策を策定し、公共部門や商業組織により多くのデータ開示を奨励する。

●5億ドルを確保して、より良い生活のための技術革新・科学技術基金を設け、市民の日常生活の向上を図るために技術革新や科学技術を利用する事業に資金を提供する。

住宅、土地、交通

●今年下半期に、新蒲崗公共賃貸住宅開発の約860戸を、資格のある「緑色の書式」申請者に事前販売する。

●今後5年にわたり、7万6,700戸の公共賃貸住宅と2万400戸の補助金適用分譲住宅を建設する。

●新規開発地区および古洞北、粉嶺北、東涌、洪水橋、元朗南を含むニュータウンの拡張を全力で進めるとともに、将軍澳第137地区の住宅、商業、その他の目的用開発を検討する。

●ランタオ島の開発を進めるべく、「ランタオ開発局」を設立する。

●九龍東を質の高いビジネス地区へと発展させ、歩行者と車両を分ける歩行者ネットワークの建設を土地所有者に促す。

●公共事業のコスト管理を強化し、不必要な設計・契約要件を削減する。

●将軍澳－藍田トンネルやセントラル－九龍幹線を含め、戦略的高速道路と関連道路の計画を策定する。また、タクシーおよび公共ミニバスサービスの見直しを行う。

●契約バス会社に補助金を支給し、椅子とバスの到着情報がリアルタイムで表示されるパネルのバス停への設置を進める。

貧困の軽減、高齢者福祉と弱者への支援

●市民参加活動を実施し、退職後の保障に関する合意形成を促す。

●障害者手当のための医療査定を改善する。また、障害者への支援を強化する試験計画の導入を、コミュニティケア基金に呼びかける。

●特別児童ケアセンターの待機児童に対する教育訓練時間を増やす。

●知的障害者への公共信託の実現可能性を探り、関連する後見制度の見直しを行う。

●児童への連絡サービス試験計画などといった対策の実施を通して、離婚後も両親には子供に対する親としての継続的な責任があることを訴える。

●家庭内暴力の被害者や支援を必要とする家庭により良い支援をすべく、施設や資源を増やす。

●2年間で、追加で約240人が高齢者サービスを、約450人が政府助成によるリハビリサービスを受けられるようにする。