ニュースリリース

香港経済貿易代表部、横浜でビジネスセミナーを開催 ~香港活用のメリットについて理解を促進~

2013年4月26日

香港特別行政区政府駐東京経済貿易代表部(香港経済貿易代表部)は、本日(4月26日)横浜市にて「香港 ― 発展のパートナー」と題したビジネスセミナーを開催した。地元企業や自治体からの出席者に、香港のさまざまなチャンスや優位性について紹介することを目的としたもの。

約130が出席したこのセミナーで基調講演を行った同代表部の黄碧兒(サリー・ウォン)首席代表は、横浜の企業は香港の戦略的ロケーション、多くのメリットや豊富な事業機会を活用することで、中国本土やその他アジア、ひいては世界の市場への進出を図ることができると述べた。

黄(ウォン)首席代表は、国際市場でのビジネス展開に向けたパートナーとして香港を選ぶ理由を説明。香港は一貫して自由貿易と自由市場を堅持しており、世界中からの投資を歓迎していると語った。

「香港の税制は非常に低率で簡素なものであり、政府はクリーンで透明性、効率性が高い。また香港には、一切の腐敗を許さず、全員が平等な条件で競争できる環境が整っている。地理的なロケーションの面でも、香港は中国への玄関口という戦略的な位置にあり、アジアの物流ハブでもある」と黄首席代表は述べた。

また、「一国二制度と高度な自治により、香港は中国の国際都市でありながら、中国本土の制度の外にある」と指摘し、こうした特色があるために香港は特別な地位を享受し、巨大な市場可能性を有する中国やアジアへと進出する外国企業にとって戦略的に重要であり得ると話した。

黄首席代表はさらに、「国際的なビジネス慣行と、中国および海外ビジネスの複雑さの両方に通じた香港の優秀な人材は、日本の企業家が事業を展開する手助けをすることができる」と述べた。

「香港で、また香港を通じて中国本土やアジア、その他世界の市場で事業を行えば、コモンローの法制度に基づいた香港の法律によって保護される」

「香港で事業を営む、あるいはこの街で暮らせば、あらゆる自由や権利、多元的でコスモポリタンな物の見方、そして東洋と西洋が融合した独特で魅力ある文化を楽しみ、街の活気を肌で感じてもらえるだろう」と黄首席代表は語った。

黄首席代表は、香港と日本の力強く緊密な関係を踏まえれば、香港と横浜の企業が協力し、香港の優位性を活用することにより、今日の急速に変化する事業環境の中で共に成功を収めることができるだろうと述べた。

セミナーでは、香港貿易発展局の古田茂美日本首席代表、香港政府観光局のデービッド・リョン日本局長、インベスト香港の佐々木由紀雄投資推進室長、日産自動車株式会社渉外部担当部長の平林英彦氏も講演を行った。

以上