完成で珠江デルタ西部は香港の3 時間圏内に


港珠澳大橋により、香港、マカオ、珠江デルタ西部のさらなる発展と経済一体化が促進される
 12月14日、香港、珠海、マカオをつなぐ港珠澳大橋の香港出入境施設の着工式が行われ、この境界を跨ぐ大規模インフラ事業が香港でも開始しました。
 曾蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は式典で、2016年の開通に間に合わせるため、急ピッチで香港側の工事を進めると語りました。人員の補強や建設手法の見直しにより工期・工程の短縮を図り、予定通りの竣工を目指すと述べています。
 主橋部の長さが29キロを超える港珠澳大橋は、3地点をつなぎトンネルと一体化した片道3 車線の自動車通行用海上橋として世界最長となる見込みです。完成時には、旅客および貨物の輸送にかかる時間と費用が大幅に削減され、香港から珠江デルタ西部の都市への所要時間は3時間以内となります。これにより、香港の長期的な経済発展に弾みがつくとともに、観光、金融、貿易、商業、物流を含むさまざまな分野で香港企業に新たなビジネスチャンスがもたらされるだろうと曾長官は述べました。

 

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