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作品詳細

※作品名の下に記載されている数字は、作品と実物のスケール比です。

深井燒鵝

Tsuen Wan Sham Tseng Roasted Goose

(1:12)

作品説明

深井村名物、ガチョウの丸焼き

かつて製造業で栄えた荃湾(ツェンワン)の深井(シャムツェン)は、ガチョウの丸焼きで有名だ。店の軒先では回転式炭火焼器でガチョウが焼かれており、香ばしい飴色の皮が食欲をそそる。作者は、ガチョウの丸焼きに加え、塩蒸し鳥、チャーシュー、蟹の炒めものなども並べ、カラフルで目にも楽しい作品に仕上げた。
作家名
彭惠娟 (Ann PANG)
金記餅家

Kim Kee Pastry

(1:12)

作品説明

中華焼き菓子の老舗

深水埗(シャムスイポー)にある老舗の中華菓子店を参考にした作品。店内には、豆沙酥(小豆餡入りパイ)、雞仔餅(豚肉餡入りクッキー)、芝麻餅(ごまクッキー)、蝴蝶酥(蝶々型のパイ)、光酥餅(粉ミルク、砂糖と小麦粉で作るソフトクッキー)などの焼き菓子が所狭しと並んでいる。作業台に置かれた生地からは、手作りの温もりや、かなりの力作業で生地を練る菓子職人の技を感じ取ることができる。
作家名
李嘉蓮 (Vivian LEE)
車仔檔

Snack Street

(1:12)

作品説明

庶民のおやつを売る屋台

13の移動式屋台がエッグワッフル、カレー風味のフィッシュボール、フカヒレ風スープ、レタスと魚つみれのスープ、焼き栗、焼き芋などのB級グルメを供している。かつて、「庶民のナイトクラブ」として人気を博した上環(ションワン)の夜市を再現した。
作家名
湯潤琴、楊瑞蓮、彭惠娟 (Piano TONG, Sandy YEUNG, Ann PANG)
西貢海鮮檔

Sai Kung Seafood Stall

(1:12)

作品説明

西貢の海鮮料理屋

この作品は香港の新界東部、海鮮料理で有名な西貢(サイコン)の情景を題材とし、船着き場近くの海鮮料理屋を描写したもの。大小の水槽にはいろいろな種類の魚介類が入っている。目を引く生け簀の様子を演出するため、さまざまな魚や貝、エビ・カニ類のミニチュアを粘土で作り、臨場感を醸し出している。
作家名
黃曼萍 (Bertha WONG)
金記港式風味小吃

Hong Kong Style Snacks Shop

(1:12)

作品説明

香港スタイルの軽食店

この作品を制作するにあたっては、醤油入れの小皿から大型の煮炊き用具まで、詳細なリサーチを行うなど、かなりの手間がかかった。作者は旺角(モンコック)を隈なく歩き、さまざまな軽食店の設備や配置、食べ物の種類やその並べ方、店員たちの作業手順や動線などを観察した上で制作に着手した。それでも仕上げの段階に、香港の街角で売っている軽食についての本を買って参考にする必要が生じ、読んでみると思った以上に奥深く、軽食店の店主になるのもそう簡単なことではないと感じたそうだ。
作家名
李嘉蓮 (Vivian LEE)
觀塘潮州打冷

Chaozhou Cuisine at Kwun Tong

(1:12)

作品説明

観塘の潮州料理専門店

九龍東部に位置する観塘(クントン)には広東省潮州市出身者が多く住んでおり、潮州料理の屋台が多数見られた。屋台には滷水(タレ)に漬け込んだガチョウやイカ、豚肉、潮州餅、あさりの醤油漬け、冷製のカニや粥など、食欲をそそる料理がずらりと並ぶ。
作家名
彭惠娟 (Ann PANG)
港式大牌檔

"Dai Pai Dong" Sidewalk Snack Booths

(1:12)

作品説明

道端の屋台

屋台は香港の食文化の最たるものの一つと言われる。第二次世界大戦後の困難な社会環境下で、政府は就業の機会を生み出すために多くの屋台許可証を発行し、これらの屋台が屋外で軽食を提供することを許可した。しかし、公衆衛生上の問題から政府は免許の発行を減らし、こうした屋台の数も減少することとなった。この作品は、簡単な調理器具を使い、移動可能で安価なメニューを特徴とし、何世代にもわたり香港市民に安くて美味しいファストフードを提供した屋台を再現している。
作家名
黃曼萍 (Bertha WONG)
南區艇仔粉

Boat Noodles

(1:35)

作品説明

麺を売る船の屋台

香港は元々漁村であったため、かつては水上生活者のために食事を提供したり、日用品や食品を売ったりするサンパンという小型船が多数存在した。香港仔(アバディーン)の台風シェルターでは、今でも数は少ないものの「艇仔粉(サンパン麺)」を売る船の屋台が営業していて、わずかに残る香港の漁村の歴史を垣間見ることができる。本作品は埠頭の風景を切り取ったもので、輸送用の小舟が両岸をせわしなく往復し、海鮮を売るサンパンに人が集まる賑やかな様子が描かれている。
作家名
李嘉蓮 (Vivian LEE)
洪記油糧雜貨

Hung Kee Grocery

(1:12)

作品説明

懐かしの食料品店

「雑貨店」は日本語と違って、乾物や調味料などの食料品を扱う店を指す。作者は、幼い頃にいつも家族と買い物に行ったこの人情味あふれる店のことをよく覚えている。店内には卵や棒状の乾燥湯葉、イカの干物、塩漬けの魚を乾燥させた鹹魚(ハムユイ)から缶詰まで、さまざまな品物が並んでいる。
作家名
彭惠娟、李嘉蓮 (Ann PANG, Vivian LEE)
興發生果店

Hing Fat Fruits

(1:12)

作品説明

油麻地フルーツマーケットの果物屋

1913年から100年以上続く油麻地(ヤウマテイ)果物市場は、生活に欠かせない存在として歴史的に重要な役割を果たしてきた。世界中から輸入される果物が売られており、バナナやブドウといった一般的な果物のほかに、ドリアン、パパイヤ、メロン、マンゴスチン、ドラゴンフルーツ、桃、ライチ、リュウガンなどの多彩なフルーツが並ぶ。
作家名
潘麗瓊、彭惠娟 (Carmen POON, Ann PANG)