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インベスト香港
(東京事務所)

バックナンバー

2022年8月19日

【インベスト香港(東京)ニュースレター第23号】

各位

平素より大変お世話になっております。インベスト香港 東京事務所です。
ニュースレター 7・8月合併号をお届けします。
お役立ていただけますと幸いです。

インベスト香港(東京)ニュースレター (第23号)

【今回のトピックス】
  • 1. 香港政府、海外からの渡航者を対象とした隔離措置を調整(8月12日より実施)
  • 2. 2022年第2四半期 香港経済指標及び実質GDP成長率予測
  • 3. PR動画:香港の新しいビジネストレンド(日本語字幕付)
  • 4. 香港進出企業 事例紹介

1. 香港政府、海外からの渡航者を対象とした隔離措置を調整(8月12日より実施)

2022 年8月12日(香港時間)より、日本を含む海外からの到着者に対するホテルでの隔離期間が7泊から3泊に短縮され、それに続く4日間は、自宅または隔離ホテル以外のホテルで医学的観察をする「3+4」モデルが導入されることになりました。4 日間の医学的観察期間中、入境者は毎日の迅速抗原検査 (RAT)の結果が陰性であれば、バーやパブなどの飲食店、フィットネスセンター、屋内娯楽施設、理容店、美容院などの高リスクの施設への立ち入りは制限されるものの、マスクを着用した上での出勤や商談を行うことができます。展示場については、あいにく現状では高リスク施設に指定されており、医学的観察終了後まで立ち入りができません。

詳しくはこちら(日本語):
https://www.hketotyo.gov.hk/common/pdf/press_20220808_jp_jp.pdf

2. 2022年第2四半期 香港経済指標及び実質GDP成長率予測

8月12日、香港政府は2022年第2四半期における経済指標及び最新の2022年実質GDP成長率予測を発表しました。

香港経済は第2四半期に改善しましたが、改善幅は予想より小さい結果となりました。実質GDPは前年同期比で1.3%減と緩やかな減少ペースにまで持ち直し、前四半期比では1.0%増となりました。

今後の見通しとしては、世界的なインフレの高まりや主要各国中央銀行の金融引き締め強化などによる外部環境の悪化が、2022年後半の香港の輸出に悪影響を与えるものと見込まれますが、中国本土経済の回復と今般の来港者に対する検疫・検査体制緩和によるサービス輸出の増加により、影響はある程度緩和されるものと予想されます。香港域内の経済活動については、新型コロナウイルス感染拡大の沈静化によりさらなる回復が見込まれますが、金融引締めによる需要減速の可能性もあります。

このような見通しから、香港政府は2022年の実質GDP成長率予測を「-0.5%~0.5%」に下方修正しました。

主な指標や詳細については、以下の表及びプレスリリースをご参照下さい。

表1. 2022年の実質GDP成長率予測

表2.主要経済指標増減率の推移

香港政府プレスリリース
https://www.info.gov.hk/gia/general/202208/12/P2022081200479.htm

香港政府統計局プレスリリース
https://www.censtatd.gov.hk/en/press_release_detail.html?id=5079

3. PR動画:香港の新しいビジネストレンド(日本語字幕付)

今回は、香港建設業界で活用が進む最先端のデジタルテクノロジーと最新の建設施工法とともに、今後開発が進められるメガプロジェクト(「北部都会区」「ランタオ・トゥモロー・ヴィジョン」「建設業2.0」「ゼロカーボンパーク」)についてご紹介します。

Tech In Build:https://www.youtube.com/watch?v=ujxv0FexRe0
「建設テック - 香港建設業界のイノベーションへの取り組みと今後のメガプロジェクト」

4. 香港進出企業 事例紹介

今回は、IT企業(タイ)、船舶管理会社(ドイツ)と資産運用会社(中国本土)の3社の事例をご紹介します。その他の事例については、インベスト香港 東京事務所のウェブサイトでご紹介していますので、併せてご覧下さい。

インベスト香港 東京事務所 ウェブサイト:https://www.hketotyo.gov.hk/japan/jp/business/invest/
*「プレスリリース&進出事例(日系以外)」というタブをクリックの上、ご参照下さい。

●タイ発、東南アジア有数のデジタル人材プラットフォームGetLinks、香港を大湾区での資金調達と進出の足がかりとして活用

広東・香港・マカオ大湾区(GBA)の発展に伴う重要な役割と国際的な人材プールが揃った香港は、おのずと投資、ビジネス、特にIT産業を呼び込んでいます。

GetLinksは2年前、香港オフィスの開設によって巨大な中国本土市場とつながる商機を見出しました。現在、GetLinks Group 共同設立者兼CEOのKeenan Kwok氏は、GetLinksのエコシステムをGBAと中国本土に広げようと香港に注目しています。「香港は、最適な意思決定者と繰り返し面会でき、打ち合わせから契約に至るまで、最速でビジネスを行える環境があります」

GetLinksにとって、香港がGBAで果たす重要な役割も、進出の大きな要因です。数ヶ月後にGBAのオフィスとパートナーシップが実現すれば、この地域の9つのメガシティを網羅する最大かつ最も需要の高い人材プールの1つを手にできるとKwok氏は期待します。そして香港の利点について次のように語りました「協力的な政府機関やファミリーオフィスが多く、身近な存在です。また、Animoca Brands社やそのThe Sandboxのようにパラダイムシフトを起こす企業も多く、若い世代に大きな刺激と学びの場をもたらしています」香港は、GBAや他のアジア諸国に比べ、人件費は高いものの、高学歴でマルチリンガルの人材が、外国企業の中国本土への進出やその逆を支援するのに貢献しています。「多くの本土企業が、海外進出をサポートするチームを香港で立ち上げるのに成功しています」とKwok氏は成果に触れました。香港は、GBAや中国本土への参入を目指すアジアの企業にとって申し分のない出発点で、GBAでプレゼンスを確立している企業にとっても、世界が経済の「リセット」に備える中、香港で千載一遇の商機をつかめるだろうとの見方も示しています。

詳しくはこちら(英):
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/using-hong-kong-fundraising-and-expansion-platform-gba.html
https://m.youtube.com/watch?v=6lIIsisIOHM(動画)

●船舶管理センターのBernhard Schulte Shipmanagement Hong Kong(BSM香港)、海運のデジタル化に全速力で取り組む

40年以上の歴史を持つBSM香港は、革新的技術を取り入れ、船舶管理の新しい時代を迎えています。

BSMは、総合的な海事ソリューションを提供する世界トップクラスの船舶管理会社として、ガス、タンカー、オフショア、コンテナ、バルク、クルーズなどの分野で600隻以上を管理しています。同社が世界各地で運営する11の船舶管理拠点のうちの1つとして、BSM香港は1981年に設立されました。長年にわたって着実に成長し、現在では60隻を超える船舶を管理しています。BSM香港は、安全で信頼性が高く、効率的な船舶管理サービスを提供するため、デジタルトランスフォーメーションに注力しています。こうした取組みは、世界有数の海運ハブとして香港がその地位を維持することに寄与します。

コロナの感染拡大は、船舶輸送業に影響を及ぼしました。それでもBSM香港Managing DirectorのMirza氏は、この地域で業界が成長するポテンシャルを前向きに捉えています。「香港は、海運サービスの活力あるエコシステムを育むために欠かせない要素を提供してきました。政府による船舶リースや海上保険の税制優遇措置、確固とした海事法や仲裁制度、人材育成の財源や制度の導入に加え、香港は、自由貿易、低税率、港湾・ターミナル料金の競争力を実現しています。こうしたことにより、さらに多くの海運事業主やビジネス投資家を惹きつけるでしょう」

Mirza氏は続けました。「香港政府がスマートな海事体制の整備を熱心に支援しているのは心強いです。当社はデジタル技術・ソリューションを導入し、業務効率の向上や、経済的・社会的価値の創出を目指しています」

その一例が、同社が独自開発した船主向けパフォーマンス管理プラットフォーム「LiveFleet」です。透明性が高く、タイムリーでわかりやすい情報を顧客に提供し、デジタル化されたコスト効率の高い方法で船舶を管理できるようになります。さらに、BSMの新しいモバイルアプリケーションであるQDMS WIKIにより、BSMの従業員はいつでもどこでも会社の最新の手順書、マニュアル、文書にアクセスできます。

BSM香港は、広東・香港・マカオ大湾区の幅広い商機を捉えるため、その世界的な規模と、国際的な海運の中心地としての香港の役割を活かしていきたいと考えています。

詳しくはこちら(英):
https://www.investhk.gov.hk/en/news/wellness-entrepreneurs-open-health-conscious-restaurant-specialty-caf-hong-kong.html

●中国本土資産運用会社Harvest Global Investments(HGI)、独自のESG投資フレームワークでグローバル投資家獲得に向けた取組みを強化

HGIは、北京に本社を置くHarvest Fund Managementの完全子会社として、2018年に香港に拠点を構えました。自社で開発したESG投資フレームワークや戦略を活用し、香港市場の幅広い商機を捉える態勢を整えています。

香港は、世界トップクラスの金融システム、透明性が高く国際的にも通用する規制制度、低税率でシンプルな税制、高い市場流動性など、際立った利点に恵まれ、アジア随一のファンドマネジメント拠点となっています。「香港は、中国本土に地理的にも文化的にも近いことから、他にはない特別な都市で、本土と世界を結ぶビジネスや投資の架け橋となっています」とHGIのCEO兼CIO Thomas Kwan氏は強調しました。

近年、欧米市場を中心に、ESGは投資分析に不可欠な要素となっています。HGIは、ESGが「ニューノーマル」になるかなり前から、ESGの視点を投資プロセスに取り入れてきました。Kwan氏はその取組みを次のように説明しました。「2018年にESG専門家チームを立ち上げ、全世界向けフレームワークの精査、中国本土市場のESGの重要課題や動向の把握を経て、独自のESG投資フレームワークを開発しました」。同氏は、その強みについてこう続けました。「他の世界向けESGフレームワークでは、中国本土市場の地理的範囲や現地アナリストの先見性が十分でない場合がありますが、当社のESGモデルは中国本土に特化させられます。このため、資産運用会社は意思決定プロセスを踏みやすくなり、投資家に超過収益をもたらしています」

HGIは、ESG推進を強化しようと、2021年3月にHarvest CSI 300 ESG Leaders Index ETFを開始し、本ETFは香港先物委員会(SFC)のESG承認ファンドにも認定されました。「当社は、香港政府が持続可能な金融を促進する政策や規制制度の改善に取り組んでいることを歓迎します。ETF以外にも、持続可能な投資に対する需要の高まりに応え、社会と経済の長期的で持続可能な発展を支えるため、複数のESG戦略を用意しています」とKwan氏は今後の取り組みについて付け加えました。

詳しくはこちら(英):
https://www.investhk.gov.hk/en/case-studies/sustainable-investments-opening-new-doors-asset-management.html

ニュースレターの内容やその他香港に関するご質問・ご相談は、こちらのメールアドレスまたは電話番号までご連絡下さい。
Email: s_kitami@hketotyo.gov.hk (担当:北見)
Tel: 03-3556-8962

香港経済貿易代表部 Hong Kong Economic & Trade Office
投資推進室 InvestHK Desk
Tel: 03-3556-8961  Fax: 03-3556-8960
〒102-0075東京都千代田区三番町30-1
URL: 
http://www.InvestHK.gov.hk (InvestHK)

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