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【進出事例】2018年10月23日
データ・イノベーションの力を解き放つ

日立、スマートシティソリューションの提供を目的とした初のイノベーションセンターを香港に開設

テクノロジー関連のスタートアップエコシステムは香港において盛り上がりを見せており、多くのパートナー企業とスマートシティソリューションをともに創出する機会を楽しみにしています。

Andrew Sampson氏
日立ヴァンタラ社 香港・台湾担当バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャー

データは企業にとって常に大切な財産ですが、収益の増大、顧客満足度の向上、事業コストの削減を実現するためのデータの効果的な利用法は多くの企業にとって大きな課題となっています。そこで、株式会社日立製作所の完全子会社である日立ヴァンタラ社は、2018年に香港にイノベーションセンターを設立し、事業の成長を促進しソーシャル・イノベーションの発展をもたらすデータドリブンのソリューションや見識を、パートナー企業とともに創出することを目指します。

同イノベーションセンターは、日立としてはグレーターチャイナ地域に初めて設立するものであり、同社の新規事業コンセプトを実行していきます。香港特別行政区政府は、イノベーションとテクノロジーを活用し、香港を世界的なスマートシティとして開発することを目的とした「Smart City Blueprint(スマートシティの青写真)」を2017年末に発表しています。同社は、香港は同新規事業に理想的な都市であると確信しています。「政府のテクノロジー開発を重視する姿勢は、香港におけるイノベーションの発展に良い環境を生み出しています。」と、日立ヴァンタラ社の香港・台湾担当バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーのAndrew Sampson氏は説明しています。「当社のセンターは香港において大きく成長していく可能性を秘めています。」

「香港の企業は、長い歴史を持ち、また、独創的で起業家精神が豊富であるという高い評価を得ており、当社の事業にとって香港は最適な拠点です。」と彼は付け加えました。

日立ヴァンタラ社はパートナー企業と協力し、顧客向けのさまざまなスマートシティソリューションを開発しやすい環境を整える為、戦略的拠点として同センターを香港サイエンスパーク内に設置しています。

ソフトローンチ後間もなく、同センターは、モノのインターネット(Internet of Things)、クラウドサービス、データインテリジェンス、ビッグデータや分析プラットフォームを活用し、ヘルスケア・セキュリティ・空間管理アプリケーションへの応用が可能なセンサーや警報システムを開発するために、香港サイエンスパーク内の多くのテクノロジー企業やスタートアップ企業と協力関係を結びました。

現在、同センターには6名のスタッフがおり、顧客やパートナー企業に対して迅速に対応しています。さらに、日立ヴァンタラ社香港オフィスの70名以上の技術者を含む100名以上の従業員が、技術・マーケティング・販売サポートを随時行っています。

Sampson氏は香港における人材の質を高く評価しています。「香港では高い生産性と豊富な人財により、非常に才能にあふれた技術者を採用することができます」と彼は語りました。「現地の大学はさまざまなイノベーションやテクノロジー関連のプログラムを実施しているため、高度なスキルを持つ人材を確保できるものと確信しています。」

インベスト香港の支援を受け、Sampson氏とそのチームはその他の政府部門や機関とのつながりを持つことになり、事業ネットワークを拡大しました。

「テクノロジー関連のスタートアップエコシステムは香港において盛り上がりを見せており、多くのパートナー企業とスマートシティソリューションをともに創出する機会を楽しみにしています。」とSampson氏は締めくくりました。

07.08.2020

https://www.hitachivantara.com/hk

Fast Facts

  • 日立ヴァンタラ社初のイノベーションセンターが2018年10月に正式開設
  • パートナー企業とスマートシティソリューションをともに生み出しソーシャル・イノベーションの発展を目指す

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